宿泊税をご存知ですか?
Q、宿泊税とはどのような税なのでしょうか?
A、宿泊税は、国際都市東京の魅力を高めるとともに、観光振興のための事業、たとえば、旅行者に分かりやすい案内標識の整備、観光案内所の運営、観光情報の提供、観光プロモーションなどの経費に充てるため、東京都が独自に課税をする地方税です。
都内のホテル又は旅館に一定の金額以上の料金で宿泊をした場合に、その宿泊者に課税されます。
Q、課税対象となる一定金額とはいくらでしょうか?
A、都内のホテル又は旅館に宿泊した場合に、1人1泊の宿泊料金が1万円以上の場合に課税されます。ツインルームなどの1室に2人以上で宿泊する場合には、1人当たりの宿泊料金に換算して判断します。
税率は、次の表のとおりです。
※宿泊料金とは、食事料金などを含まない、
いわゆる素泊まりの料金とそれにかかるサービス料をいいます。
Q、では、なぜ1万円未満の場合には加算されないのでしょうか?
A、宿泊税は、国際都市東京の魅力を高めるとともに、観光振興のための事業の経費に充てるための税です。
このため、修学旅行やビジネス利用などの観光目的以外の宿泊には、できるだけ税負担を求めないように、1万円未満の宿泊料金の場合には、課税されないこととしました。この1万円という基準は、都内の平均的な宿泊料金等を参考にして決めたものです。
Q、なぜ税率は2段階なのでしょうか?
A、宿泊料金に応じた負担の公平性に配慮しながら、できるだけ簡素な税制度としたためです。
Q、子供でも宿泊税はかかるのでしょうか?
A、子供でも、1人1泊の宿泊料金が1万円以上となる場合には、宿泊税がかかります。
今後の宿泊税導入について
現在は東京でのみ導入されている宿泊税ですが、2017年には大阪府でも導入が予定され
ています。
1人あたり1泊の税額で、東京都と同じ100円と200円の2種類に加え、高級ホテル向けに
20,000円以上の宿泊料金で300円の課税で検討されています。
実現すれば東京都に次ぎ、都道府県で2例目となります。